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| 国家の存続が人間の教育にあるように、企業の存続と繁栄は企業に働く人々の育成にかかっています。 教育の目的は、“…人格の完成をめざし、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われねばならない(教育基本法第1条)”とされています。 この教育目的は企業における人材育成の目的にも通用します。私たちはお互いに勤労の内容こそ違え、勤労の中に生きがいを見出し、人生の充実を図らんとしています。 産学連携―人材育成研究会は産業界と大学をつなぎ、新たなエネルギーの交流を促進するために開設された研究会であり、 さまざまな領域から湧きあがる有象無象のエネルギーを結集させ、魅力ある人材の育成を目指し社会に貢献しようとするもので あります。誰でも自由に話し・聞き・討論のできる和やかな会にしていこうと 考えております。皆様のご支援とご協力をお願いいたします。 |
| 会長 高尾 明照
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| 急激な変化を続けている私たちの社会…情報技術の革新は世界から国境を取り除き、工業技術の革新は人やモノのサイクルを一段と加速させている。 昨日まで大事とされてきたものが一夜のうちにその価値を失う。そのめまぐるしい変化の中で、今最も強く求められているものは、“人間の持つ無限の可能性(potentiality)”ではないだろうか。今日ほど私たち人類に与えられた知的能力や社会的能力に多大の期待が寄せられた時代はかってなかったであろう。モノづくりにはげむ産業界は新たな価値を創出するために知恵を絞り、教育界は新しい人材の育成を掲げて教育の改善を目指している。いずれも標的は人間である。しかし、人間の能力は必ずしも変化に応えるほどに発展してこなかったように思われる。 “就職難”や“仕事がない”という言葉がさまざまなところで取り上げられているが、今日ほどなすべき課題の多き時代はなかったであろう。人々のうちに巣くう“何をしてよいかわからない”という意識は、人間に託された素晴らしい能力を自らが閉ざしていることを示している。私たちが最初にしなければならないことはこの殻を破ることではないだろうか。 大学には次世代を担う有能な学生が多くいる。また、個性豊かな多くの研究者がいる。他方、社会にはさまざまなところで活躍しつねに新たな挑戦を試みている人たちがいる。いずれも、新しいエネルギーを求めている人たちであり、閉ざされた知性を解き放とうとする人々である。 産学連携‐人材育成研究会は産業界と大学をつなぎ、新たなエネルギーの交流を促進するために開設された研究会である。さまざまな領域から湧きあがる有象無象のエネルギーを結集させ、魅力ある形に変身させたい。 |
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